14.眠れない理由

「…どうしたんだい?眠れない?イッチー」
「貴方が居る所為ですよ本当に…少しは自覚して下さい」
「自覚って例えばどんな?」
「…レンが思っている以上に私は貴方に惚れているのですよ」
「つまり?緊張で眠れない…そう言うことか」
「まぁそれ以外にも…理由はありますがそれは言えません」
「何で?」
「……レンが私に抱きついているから…抱きしめ合うだけでは足りなくなってしまう…私とて男です。好きな相手にはキスもしたいですし勿論それ以――」
「待って、待ってくれイッチー。それ以上聞いてしまったらオレ…」
「ねぇレン、何故私には我慢をするんですか…?貴方らしくないじゃないですか…」
「イッチーが大事だからだよ、大事だからこそ……それにこうしてイッチーを抱きしめてるとぐっすり眠れるんだ…その…一人寝はあまり得意じゃなくてね…」
「レン…、貴方って人は本当に…(可愛らしい人だ)」
「ん…ンっ……、イッチーからキスなんて珍しいね」
「ふふ、レンに欲情してますから、当然」
「…ッ、今夜のイッチーはズルい…」
「ズルくて結構。だって今の私は…どうしようもないくらい貴方が…レンが欲しくて堪らない…――ん…ッ、ふ…」
「…んん…っ、はぁ…煽ったのはイッチーだ、覚悟してるんだろうね?」
「覚悟など貴方を好きになった時点でしています」
「っ…(イッチーが格好いい)」

答え、大好きな人が触れ合える距離に居るから。
この腕の中に貴方が居る限り、私は心に潜む闇をも照らす光となろう。

ナチュラルに一緒に寝てる設定2。笑
孤独はその腕の中ではじけ飛ぶ。
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